企業動画の種類と目的別の使い分け方|PV・採用動画・SNS動画の違い
「とりあえず動画」が失敗する理由
動画制作への関心が高まる中、「うちも動画をやってみよう」と動き出す中小企業が増えている。
しかし、目的が曖昧なまま制作を進めた結果、完成した動画がどこにも使いどころがない、あるいは公開しても反応がないという事態は珍しくない。
動画には種類があり、それぞれに適した「使い場所」と「伝えるべき内容」がある。まずその違いを整理することが、成果につながる動画制作の第一歩だ。
企業動画の主な種類と特徴
① 企業PR動画(コーポレートPV)
会社の理念・事業内容・雰囲気を伝えることを目的とした動画。コーポレートサイトのトップページや、営業資料・展示会などで活用されることが多い。
- 尺の目安:2〜5分
- 主な視聴者:新規取引先・投資家・パートナー候補
- 重視すべき点:信頼感・ブランドイメージの統一
「会社の顔」となる動画のため、映像のクオリティが企業の印象に直結する。制作費をかける価値が最も高い種類のひとつだ。
② 商品・サービス紹介動画
特定の商品やサービスの機能・メリットを伝えることに特化した動画。LPや商品ページに埋め込んで使われることが多く、購買意欲に直接働きかける。
- 尺の目安:60秒〜3分
- 主な視聴者:購入検討中のユーザー
- 重視すべき点:具体性・比較・使用シーンのイメージ
「文章では伝わりにくい価値」を映像で補えるため、CVR(コンバージョン率)の改善に効果的とされている。
③ 採用動画
求職者に向けて、職場環境・社員の人柄・仕事のやりがいを伝える動画。採用サイトや求人媒体、説明会での上映に使われる。
- 尺の目安:2〜4分
- 主な視聴者:就職・転職を検討している求職者
- 重視すべき点:リアルな雰囲気・社員の声・働く様子
「テキストだけの求人票では伝わらない魅力」を動画で補うことで、応募数の増加だけでなく、ミスマッチの減少にも効果があると報告する企業は多い。
④ SNS用ショート動画
InstagramリールやTikTok、YouTubeショートなどで拡散を狙う短尺コンテンツ。認知拡大やフォロワー獲得を主な目的とする。
- 尺の目安:15〜60秒
- 主な視聴者:SNSを日常的に使う潜在顧客
- 重視すべき点:最初の2〜3秒のインパクト・テンポ・視聴完了率
クオリティより「共感・驚き・有益さ」が拡散のカギとなる。企業PVとは別物と考えて制作することが重要だ。
目的から逆算して種類を選ぶ
動画の種類を選ぶ際に有効なのが、「誰に・何を・どこで伝えたいか」を先に決めるアプローチだ。
以下のように目的を整理すると、選ぶべき動画の種類が見えてくる。
- 新規顧客への会社紹介 → 企業PR動画
- 特定商品の購買促進 → 商品・サービス紹介動画
- 採用応募数の増加・ミスマッチ防止 → 採用動画
- SNSでの認知拡大・ファン獲得 → ショート動画
複数の目的がある場合でも、1本の動画に詰め込もうとするのは避けたほうがよい。焦点が絞られていない動画は、結果的にどの目的も果たせないことが多い。
まとめ
動画制作で成果を出している企業に共通するのは、「目的から逆算して種類を選んでいる」という点だ。
まず「何のために作るのか」を明確にし、そこから動画の種類・尺・訴求内容を決める。この順番を守るだけで、制作後の効果は大きく変わる。
PIXEL OUTでは、目的のヒアリングから動画の種類提案・制作まで一貫してサポートしている。動画活用を検討している方は、お気軽にご相談いただきたい。