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商品紹介動画の制作を依頼する前に知っておくべき全手順

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商品紹介動画の制作を依頼する前に知っておくべき全手順

依頼前に「何を決めておくか」が、完成クオリティの8割を決める

商品紹介動画を外注したいけれど、どこに何を伝えればいいか分からない。そう感じている担当者は少なくありません。制作会社に問い合わせる前に、実は準備しておくべき情報がいくつかあります。

結論から言うと、依頼側が「誰に・何を・どう伝えたいか」を言語化できている案件ほど、制作はスムーズに進み、仕上がりへの納得感も高くなります。これは制作会社の技術力の話ではなく、情報の質の問題です。

この記事では、商品紹介動画を外注するときの流れを、発注前の準備から納品・活用まで順番に解説します。費用・期間の目安、制作会社への伝え方、よくある失敗のパターンも合わせて紹介するので、読み終えたら「次に何をすればいいか」が具体的に判断できるはずです。

まず決めておくべき3つのこと

制作会社に問い合わせる前に、以下の3点を社内で整理しておくと、見積もりの精度が上がり、打ち合わせの時間も大幅に短縮されます。

① 動画を使う「場所」と「目的」

商品紹介動画と一口に言っても、使う場面によって最適な構成・尺・トーンはまったく異なります。

  • ECサイトの商品ページに埋め込む:30秒〜1分程度。商品の質感・使い方をテンポよく見せる構成が多い
  • 展示会・商談で流す:会場の雑音を想定し、テキストやグラフィックで意味が伝わる構成が必要になる
  • Instagram・TikTokなどSNS用:縦型・15〜60秒・最初の3秒で引きをつくる構成が前提
  • YouTube広告として配信:スキップされる前提で、冒頭5秒に最大の情報密度を置く設計が必要

「とりあえず良い動画を作ってほしい」という依頼は、制作会社にとって最も提案しにくいオーダーです。使う場所が決まっていると、構成・尺・フォーマットが一気に絞り込めます。

② 伝えたい相手(ターゲット)の解像度

「30〜40代の女性」よりも「育児中で時間がなく、成分に敏感な30代女性」のほうが、映像のトーンも出演モデルのイメージも具体的に決まります。ターゲットの解像度が上がるほど、映像の訴求軸がブレなくなります。

③ 競合や参考動画のURL

「こういう雰囲気にしたい」「これは避けたい」という参考動画を事前に3〜5本用意しておくと、言葉では伝えにくいトーン・テンポ・演出の方向性を共有できます。これは制作会社のどのスタッフにも確実に伝わる「共通言語」になります。

費用と期間の目安(一般的な相場感として)

費用は構成・撮影規模・アニメーションの有無などによって大きく変動します。以下はあくまで一般的な目安であり、実際の要件によって上下します。

動画の種類・規模 費用目安 制作期間目安
SNS用ショート動画(既存素材を活用) 5万〜20万円程度 1〜2週間
ECサイト向け商品紹介動画(撮影あり・1分前後) 20万〜60万円程度 3〜5週間
展示会・商談用の本格的な商品PV(撮影+モーション) 60万〜150万円程度 6〜10週間

費用が変動する主な要因は次のとおりです。

  • スタジオ撮影か、ロケーション撮影か(ロケは移動・場所代が加算される)
  • 出演者(モデル・タレント)を用意するか、社員が出るか
  • 3DCGやモーショングラフィックスを使うか否か
  • ナレーション・BGM・字幕の有無と言語数
  • 修正の回数・範囲をどこまで含めるか

見積もりを取るときは、これらの条件を明示した上で比較することをおすすめします。条件が揃っていない見積もりは、後から追加費用が発生しやすくなります。

費用の仕組みについてさらに詳しく知りたい方は、PIXEL OUTの映像制作料金プランもあわせてご覧ください。

依頼から納品までの一般的な流れ

制作会社によって細部は異なりますが、商品紹介動画の外注は概ね以下のステップで進みます。各工程で発注側が何をするかも合わせて確認しておきましょう。

  • ① ヒアリング・打ち合わせ:目的・ターゲット・使用媒体・予算・スケジュールを共有する。参考動画があればここで見せる
  • ② 企画・構成案の提出:制作会社が動画の構成(コンテ・シナリオ)を作成。発注側はここで内容・方向性を確認・承認する
  • ③ 撮影:スタジオまたはロケーション。商品・小道具・出演者は事前に準備しておく。当日変更は費用が発生することがある
  • ④ 編集・初稿確認:映像をカット編集し、テロップ・BGM・ナレーションを組み込む。発注側は修正点を具体的にフィードバックする
  • ⑤ 修正・最終確認:修正範囲は事前に取り決めた回数・内容の範囲内で対応する
  • ⑥ 納品:使用媒体に合わせたファイル形式・解像度で納品される

特に④の「フィードバック」は、発注側の準備が最も問われる工程です。「全体的になんか違う」という抽象的な修正依頼は、修正の方向性が定まらず、工数が増える原因になります。

制作会社に伝えると精度が上がる「発注シート」の中身

下記の情報を整理して制作会社に渡せると、初回の打ち合わせが格段にスムーズになります。メールで共有できる形にしておくのが理想的です。

  • 商品名・カテゴリ・価格帯
  • 動画の使用媒体(ECサイト・SNS・展示会など)
  • ターゲット(年齢・性別・課題・ライフスタイルなど)
  • 伝えたい一番のメッセージ(1つに絞る)
  • 参考動画のURL(好きなもの・避けたいもの、それぞれ理由も添える)
  • 撮影に用意できるもの(商品サンプル・スタッフ・場所など)
  • 希望の納期と予算の上限
  • 社内承認フローの人数と日数

最後の「承認フロー」は見落とされがちですが、社内に複数の決裁者がいる場合、確認工程が増えてスケジュールが伸びることがあります。制作会社側もこれを把握していないと、スケジュールが現実的に組めません。

映像とWebを一緒に考えると、動画の効果が変わる理由

商品紹介動画は「作って終わり」ではなく、どこに置くかで成果が大きく変わります。制作会社として多くの案件に関わってきた中で、動画単体で完結している案件より、掲載ページの設計と一緒に考えている案件のほうが、視聴後の問い合わせ率・購入率が明確に違う印象があります。

たとえば、商品紹介動画をECサイトのトップに置くのか、商品詳細ページに置くのか、LPを別途作ってそこに集中させるのかによって、動画の構成・尺・CTAの設計が変わってきます。動画だけを単体で発注し、掲載先のページが最適化されていない状態では、せっかくの映像が十分に機能しないケースがあります。

映像制作とWebサイト制作を一社で依頼できる場合、この「動画の設置場所と周辺設計」を一緒に議論できます。これは別々の会社に分けて発注する場合には生まれにくい視点です。PIXEL OUTでは映像制作とWeb制作を一社で対応しているため、掲載先の構成と動画の内容を整合させた提案が可能です。

まとめ:最初の一歩は「情報を整理すること」

商品紹介動画の依頼で最初にすべきことは、制作会社を探すことよりも、社内の情報を整理することです。

「誰に・どこで・何を伝えるか」が言語化されていれば、見積もりの精度が上がり、比較もしやすくなります。参考動画を3本用意するだけでも、打ち合わせの密度が変わります。

準備が整ったら、複数社に同じ条件で見積もりを依頼し、提案内容と費用のバランスを比較することをおすすめします。PIXEL OUTでも初回のご相談は無料で受け付けています。まずは現状の課題を整理するところからお手伝いできます。

よくある質問

商品のサンプルが1点しかない場合でも撮影できますか?

基本的には可能ですが、複数アングルや使用シーンを撮影する場合、1点だと撮影中に破損・汚損のリスクがあります。できれば2〜3点用意しておくと安全です。サンプルの状態(未開封か否か、傷の有無など)も事前に制作会社に伝えておくと、当日のトラブルを防げます。

修正は何回まで対応してもらえますか?

修正回数は契約内容によって異なります。「初稿から2回まで」としている会社が多いですが、回数の定義(1回=1項目か、1回=1工程かなど)も会社によって違います。契約前に「どの工程で何回修正できるか」を必ず確認してください。修正の範囲が広いほど費用・期間が変わる場合があります。

動画の著作権は納品後に発注側に移りますか?

これも契約によります。一般的には「納品物の著作権は制作会社に帰属し、発注側には使用権(ライセンス)のみが付与される」というケースと、「追加費用を払うことで著作権譲渡される」ケースがあります。将来的に動画を改変・二次利用したい場合は、契約前に著作権の扱いを明確にしておくことが重要です。